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2015/09/30 その他

浅草電気館

1903年(明治36年)、日本初の常設映画館として誕生した歴史ある建物です。
それまでの映画は上映機を各会場に移動しての上映や、演芸・歌などの実演を間に入れての上映が多かったのですが、浅草電気館では初めて映画上映だけを行う専門の映画館としてオープンしました。
浅草電気館の隆盛により、それ以降の日本全国への映画館の普及に多大な功績を与えました。また、1976年の閉鎖まで浅草六区の中心的ランドマークとして、浅草の賑わいに貢献しました。
閉鎖以降の跡地は更地となり「蚤の市」としての役割を果たし、現在は電気館ビルとして建て替わり、飲食店やゲームセンターなどの商業店舗と賃貸マンションに姿を変えて生まれ変わっております。現在の建物には映画館当時の名残は残念ながらありませんが、ビルの名前によって歴史は受け継がれております。