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2020/04/21 ~オススメ~

日向夏

皆様こんにちは。
最近は窓を開けていると、さらさらと風が葉っぱを渡るように吹き抜ける音が聞こえてきます。豊かな緑色の音が聞こえると、季節の移り変わりを感じずにはいられないですね。

さて、宮崎では季節によって色々なフルーツが作られていますが、そのうちの一つに日向夏があります。あまり馴染みがない方も多いと思いますが、少し珍しいフルーツなんです。通常みかんなどの柑橘類はしっかりと皮を剥ききってから召し上がるかと思いますが、日向夏は外側の黄色い皮を薄く切って、果肉と黄色い皮の間にある白い皮は残しておくのが正しい食べ方なんです。この白い皮の部分に甘味があって、果肉部分の強い酸味とのバランスを取ってくれるということなんだそうです。これは白ワインにも言えることだと思いますが、甘いだけのものより、酸っぱいだけのものより、酸味もありつつ、それを打ち消さないでうまく調和してくれる程度の甘味があるものの方が、より舌の上で食材を味わう喜びが感じられますね。

日向夏はもちろんそのままでも美味しく召し上がっていただけますが、サラダに入れていただくのもおすすめです。シャキシャキした新鮮な野菜の食感に、肌の上を滑る心地よいそよ風をそのまま収穫してきたような甘酸っぱい日向夏の風味が加わると、爽やかな風味のサラダがお楽しみいただけます。メインの具材を新玉ねぎやアスパラなどの春野菜にしていただければ、お皿の上に春を詰め込んだような季節感溢れる料理が一品出来るので、そちらもおすすめです。

もう日向夏の季節も終わりかけておりまして、これからはトロピカルな魅力が弾ける季節になりますが、その前にフレッシュで爽やかな春の宮崎を堪能してみてはいかがでしょうか。

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