blogBlogスタッフブログ

2018/10/26 RMD名古屋新幹線口情報局

セントレアに Seattle と Boeing の風を(Centerair FLIGHT OF DREAMS)

フロントでございます。

去る10月12日、愛知県常滑市の中部国際空港(セントレア)に新たな施設が誕生しました。
その名も”FLIGHT OF DREAMS”。

まず館内で注目すべきは、展示されているボーイング社の旅客機”787”の栄えある試験初号機である"ZA001{Zulu-Alpha 001とでも呼びましょう}"。
何故愛知県の空港に?と思われるかもしれませんが、787の製造部品の3分の1近くが日本、それも愛知県で作られているからです。
その縁もあり、試験機として2015年6月22日にラストフライトを行った後ボーイング社より寄贈、展示にいたります。
FLIGHT OF DREAMSの中央にあり、有料で入場できる1階フライトパークから機内とコックピット(操縦席はラストフライト時の状態そのままだそう)へ入ることが出来ます。
展示館の名前の由来は787の愛称である"Dream Liner"からであることから、この施設の象徴的な展示物であるといえます。

しかし航空機に言うほど興味ないなぁ・・・という方でもご安心。
航空機展示以外にも楽しみはあります。
その名も"Seattle Terrace"、名前からもご想像いただけるようにアメリカ西海岸の都市シアトルをモチーフとした商業施設でございます。
シアトルで人気のショップが集まり、日本初出店が4店舗もございます。
現地に行かなければなかなかお目にかかれないお店が楽しめるとなれば、一度だけでも来る価値はあるのでは。
何故シアトルを模しているのかというのは、787の製造元であるボーイング社創業の地がまさにその都市にあるからであります。
(現在の主力はワシントン州エバレットの工場ですが、立地としてはシアトルにとても近くいまだ大きな繋がりがあります。)

そして、なんと館内には恐らく初でありましょう787の操縦体験ができる本格シミュレーター施設があります。
東京、羽田で747-400(いわゆるジャンボ機)などの一般向けシミュレーター(でも本職のパイロットが操縦訓練で利用するくらいの本格派)を運営しているラグジュアリーフライトが手がけた787シミュレーターは、操縦席に入るやあなたをパイロット、いや、キャプテンの気分にさせてくれることでしょう。
同時に、航空機を操縦することの大変さを身をもって体感できるかも知れません・・・
10月、11月は既に予約でいっぱいのようですが、空きができた際には是非ご体験を。

愛知県に誕生した空と自分とを繋げてくれるこの施設、是非一度お楽しみください。