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2015/11/04 写真 -Tohangram-
メジャーリーグベースボール
私どもホテルで勤務する「おもてなし」をしようとする者にとって、「気配り」「心配り」は必要不可欠かと考えております。
そのような気遣いは、スポーツの世界でもあるんだ! ってことを、先日 アメリカメジャーリーグのワールドシリーズの試合中にたまたま目に致しました。
それは第1戦の8回表、2対2の同点の場面でのこと 2アウトで2塁にランナーがいました。バッターはそれほど強い当りではないファーストゴロを打ちました。万事休す… と思いきや、一塁手がそのゴロを取り損ねてしまい、ボールがライト方向にてんてんとしている間に二塁ランナーはホームイン。先攻のアウェーチームのニューヨーク・メッツに1点が入りました。その瞬間のメッツのベンチ内は、勝ったかのような騒ぎようでした。選手全員がそれぞれハイタッチをしたり大騒ぎをしていました。私も決勝点になるかな~、なんて思っていました。
その味方チームのベンチの盛り上がりとは対照的に、一塁にランナーとして出たバッターと一塁のメッツのコーチは、二言三言会話を交わしただけで二人ともニコリともしませんでした。それどころか、ゴロを打ったランナーが相手チームのエラーをした一塁手になにか声をかけていました。声をかけられた一塁手も頷いていたように見えました。どういう形であれ、自分が打った打球で勝ち越しの得点が入ったわけですから、自分なら大喜びするだろうな… と考えていましたが、メジャーの選手にはプレーも一流ですが、相手チームの選手に対しても思いやる気持ちを持った人としても一流の選手がいるんだなと思い、改めてメジャーリーグが好きになりました。
その試合は、9回裏1アウトランナーなしからエラーをした選手が所属するロイヤルズの同僚がソロホームランを打って土壇場で追いつき、最終的にロイヤルズが延長戦で逆転サヨナラ勝ちをしました。
エラーをした選手は、ホントに救われた気持ちだっただろうなと、
そして逆転してくれた同僚に感謝感謝の気持ちだっただろうなと思います。
このワールドシリーズは、最終的に初戦を勝ったロイヤルズが4勝1敗で優勝し、昨年の最終戦で負けて一歩手前でする抜けたワールドシリーズ制覇を30年ぶりに成し遂げました。
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