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2018/10/13 山形駅前スタッフブログ

山形富貴豆★

今回は山形を代表する和菓子「冨貴豆(ふうきまめ)」をご紹介します。

グリンピースが材料というお菓子ですが 明治時代の末のこと、当時は床屋を生業としていて待っているお客さんのために

提供した甘く煮つけたえんどう豆がはじまりでした。

これがなかなかの評判で、これに気を良くした先代は、本業の床屋をやめ、現在の「まめや」を創業することとなりました。

「冨貴(ふうき)豆」という名前の謂れですが、製造過程で豆(グリンピース)を蒸かす、ふく、ことから【ふき豆】

というのが本来の意味と言われていますが、それに縁起が良いという理由で充てたのが【冨】と【貴】だったのです。

それが、いつの頃からか人々に「ふうき豆」と呼ばれるようになり、現在の商品名になったようです。

材料はグリンピースと砂糖だけ、なんとも素朴なお菓子ではないでしょうか。

「冨貴豆」を食べる時、よく見ていただきたいと思いますが、なんと、グリンピースの皮をむいてあることに気がつくと思います。

かなり手間暇のかかっているお菓子です。

「冨貴豆」は七日町に有る「山田屋」で売っています。

山形駅東口から出る100円循環バスに乗って本町で降りて、「八文字屋」という書店の目の前です。

山形にお越しの際はお買い物ついでに立ち寄られてはいかがでしょうか?

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