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2016/04/01 ブログ

夜のお散歩

この時期になると、どこもかしこもお花見の話題でいっぱいですが、ご多分に漏れず私もお花見の話題を持って参りました。

こちらの写真は、交通センターから御幸橋を越え、熊本城正門へと続く桜道の夜景です。
当日は夕方から甘く柔らかな春の雨が少し降ったものの、幸運にも未だ咲き始めたばかりの桜は雨露を耐え、花弁をしずかに濡らしておりました。
その雨露が沿道に掛けられた提燈の灯りを反射して、おぼろげに浮かび上がる様は、お昼に通った同じ道とは思えないほど綺麗な光景でした。

普段は静かなこの散歩道ですが、この時期だけは沿道脇の広場や坂を登りきった先の公園で、シートを広げ、料理を持ち寄り、響く笑い声が聞こえます。

それらにぎやかな光景を横目に、子供を真ん中に三人で手をつなぎゆっくりと坂を登る家族連れや、少し肌寒いのでしょうか、寄り添いあって頭上の桜を指差し笑いあう恋人達。
おぼろげな灯りに浮かび上がるシルエットが、非常に感慨深いひと時を与えてくれます。

桜は散り際もまた桜なり、とはよく言われますが、お早めに見に行かれるのをお勧めいたします。

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