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2016/03/04 ブログ

梅もほころぶ季節です

コートのボタンを全て外し、吹き抜ける風を一身にはらむのが心地よい季節になりました。
白川の河川敷などを散歩してみると、先月に比べると市民ランナー達が非常に軽やかな装いで駆け抜けてゆきます。

暖かい陽気に誘われ熊本城を散策してみると、白梅や紅梅の花がこの春一番乗りで私たちの目を楽しませてくれます。
四月のお花見シーズンになると熊本城は桜の名所として有名ですが、実は三月には梅の名所としても名高いことは余り知られてはいなかったりしますよね。

ところで、白梅の花言葉は「高潔」「忍耐」そして「忠義」らしいです。
ですが、「花言葉」が出来たのは一説によれば明治後期以降とのこと。その頃には古き良き武士や侍は、かつて程の隆盛を誇ってはいなかったはずです。
それなのに、それら誉れ高き武士の気概を象徴するかのような梅の花が、熊本城内外で今もなおその身に陽光を受け続けていることに、なぜか背筋が正されるような気持ちになってしまいます。

などと考えているうちに春の一日が過ぎてゆきます。
あっという間に熊本は夏が来てしまいますので、束の間の春をお楽しみ下さい。

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